▶発表者:NEXCO西日本中国支社 塩見 侑吾(当時)
2013年7月13日(土)開催のセミナーは、前回セミナーの際に皆で考えた問題解決事例の進捗を発表していただき、
その後、メインテーマのTOC思考ツール「ミステリー分析」のワークショップを行う、という趣向の会でした。
まずはNEXCO西日本の塩見さんから、高速道路のゴミぽい捨て問題について発表していただきました。看板やチラシで啓発活動を試みるもゴミは減らず、苦情や事故につながりかねないリスクが混在する状況をどうブレイクスルーするのでしょうか。
発表内容
五月のセミナーで学んだスリークラウド法を用いて、まずは問題の核となる対立「コアコンフリクト」を導き出します。
そしてこのクラウドを元に解決策を考え、実際に取り組んでいる現状の報告をいただきました。
TOCのツールの一つであるCCPMを使って計画し、だんだん明らかになってくる高速道路上のゴミ問題の現状。
これからの見通しを計画を発表していただき、終了です。
普段何気なく使っている高速道路を、きれいで安全に保つために多大な努力をされている多くの方々のお仕事に改めて頭が下がる思いでした。
が!!
ここで講師の岸良 裕司先生が動きます
「本当にコアの対立が解消されていますか?出来る所から手を付けてしまっていませんか?」
そして急遽、会場の全員で「ゴミをポイ捨てする人の気持ちになって」クラウドを作ってみることになりました。
議論は白熱し、お昼休憩を挟んで午後に持ち越しへ。
思わぬ形で、前回の復習ができました。
最終的に、利用者のマナー啓発と便利なゴミ捨て場提供の両方が同時に満たされるようなアイデアがいくつか出されました。
今後のNEXCO西日本さまの取り組みに注目しましょう。
機会があればこのサイトでもご紹介していきたいと思います。
NEXCO西日本 塩見さま 発表どうもありがとうございました。
(文:事務局員 奥平聡)