「全体最適の行政マネジメント研究会 推進シンポジウム2015」を開催しました

2015年シンポジウム全体写真
2015年 全体最適の行政マネジメント研究会_推進シンポジウム集合写真

日時:2015-12-05(土)13:30 – 17:00
会場: 明治大学駿河台キャンパス リバティーホール

【タイムテーブル & 発表資料】

13:30-13:50 【はじめに】
「全体最適の行政マネジメント研究会のあゆみ」
▶「お金を使わず知恵を使う」全体最適の行政マネジメント研究会の生い立ちと活動について、事務局よりご紹介。

13:50-14:20 【基調講演】
「全体最適のマネジメント理論TOCが行政にできること」
発表者:田中 秀明 明治大学公共政策大学院 教授 (元内閣府参事官)

▶明治大学公共政策大学院は、経済・社会の問題を解決するための人材を育てることを目的としています。しかしながら、問題は複雑・多様化しており、行政に対する批判も高まっています。こうした状況に対応するためには、まずは自らその能力を高めるように努力しなければならなりません。全体最適のマネジメント理論TOCを考えながら、大学を含めた人材育成について論じます。

14:20-14:40 【産業廃棄物処理に関する取り組み】
「行政組織を全体最適へ-有害産業廃棄物ゼロを目指して-」
発表者:伊原 洋輔 埼玉県環境部産業廃棄物指導課主任

▶埼玉県庁が保有する250以上の施設で保管している有害な廃棄物(PCB廃棄物)を、いかに安全に、効率的に処分するか。県庁の組織が協力して、全体最適でPCB廃棄物を処分するために、TOCを学ぶ一般職員が関係部局を調整し、ボトムアップで処分の体制及び計画を策定するまでの取り組みを紹介します。

14:40-15:00 休憩

談笑する男性たち

15:00-15:40 【公共事業に関する取り組み】
「ありがとう!」と言われる現場へ―住民よし、企業よし、行政よしの三方良しの公共事業改革」
発表者:奥平 聖 国土交通省元北海道局長

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発表者:瀬戸 民枝 新潟県新潟地域振興局 課長

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▶2007年、相次ぐ不祥事で公共事業に対する批判が渦巻く逆境の中で始まったのが、住民よし、企業よし、行政よしの「三方良しの公共事業改革」です。その活動の生い立ちと事例を紹介します。新潟県は、震災、水害、雪害など災害が集中する地域。建設業者と行政が一体となって地域住民を守るために始まった活動によって、住民から「ありがとう!」と言われる現場に変わった事例を紹介します。

15:40-16:00 【食の安全に対する取り組み】
「世界一の食の安全を目指して-福島県 農水産物風評問題解決への道」
発表者:磯松 教彦 福島県 土木部 道路管理課 課長

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▶未曽有の大震災を経験した福島県。復興への道に大きく立ちはだかる放射能汚染の問題、風評被害に真正面から取り組み、世界一の食の安全を目指した取り組みを紹介します。

16:00-16:20 【緑と住民の暮らしを守る取り組み】
「白砂青松と住民の暮らしを虫から守れー歴史、景観、住民のくらしを守る松林保護の取りみ」
資料:白砂青松プロジェクト【緑と住民の暮らしを守る取り組み】
発表者:三重野 裕通 林野庁国有林野部業務課 課長補佐

▶害虫による松枯れにより、数百年続いた美しい松林の景観が消滅するだけでなく、暮らしを守っていた松林も失われため、人々の暮らしに深刻な影響が発生しています。しかし、この松枯れ対策では、害虫を退治するため、農薬を散布する必要があり、これによる住民生活への影響も発生します。農薬を散布すべきかせざるべきか、この対立を解消して、住民の暮らしを守ることを目指した取り組みをご紹介します。

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